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NKマイスターグループからのお知らせです。

【会員インタビュー/第3回】 市川克二日本ドライケミカル株式会社東北支店長

2020.06.15
 フルラインナップの総合防災機器メーカーの強みを

--まず、御社の業務内容を教えてください。

【市川】 当社は昔から「総合防災業」を謳っていましたが、平成28年10月にヒューセック(旧・沖電気防災)を吸収合併して、日本ドライケミカル単体では400数十名だった社員が、いまは800名近くまで増えています。最終的な総合防災-消火から火災報知設備、消火器製造、消防自動車製造とフルラインナップの会社になったというのが現状です。

--25年前に阪神大震災があって、9年前の東日本大震災がありましたが、防災設備でこうした震災をきっかけに変化や進化はありましたか?

【市川】 実はそれほど変わったというところはないんです。火災報知設備については、電気系統については多少進化があったといえるかもしれませんが、消火設備に限ってはほとんどアナログの機械が多く、マンパワーの業界といえるのが現状なので、特段の進化はないと思います。

--分かりました。それでは、御社の強み、特色となると、先ほどの「フルラインナップ」ということになりますか?

【市川】 そうですね。総合防災機器メーカーといわれるところでは、能美防災さん、ホーチキさん、ニッタンさんがありますが、火災報知器から消火設備、消火器を造って、消防自動車まで造っているメーカーはほかになく、名目上はまさしく総合防災機器メーカーのトップにいるわけです。

--防災関連の製造だけではなく、工事も手がけていらっしゃいますね。

【市川】 おおまかにいうと、当社の50%近くはプラント事業部と防災設備事業部の工事物件の売上が占めています。そのほか、商品事業部や火報事業部、メンテナンス事業部もあるのですが、やはり機器売りの比重が大きいので、売上となると工事案件の方が大きくなります。そういう意味では、内藤工業所さんにも昨年、一昨年と仙台・福島で大変ご注文を頂きまして、ありがとうございました。(笑)

--こちらこそ、ありがとうございました。(笑)工事の売上が約半分と、かなり大きなウエートを占めているんですね。

【市川】 はい。特に東京都内では昨年、丸の内、大手町など都内のもろもろの再開発案件が立て続けに完工したことが売上に寄与していますし、当社は発電所関係のプラント消火もやっていて、全国的に電力会社の消火設備見直しがありいまのところ仕事が途切れていないという状況です。

--建設業界、防災設備業界を含めて、現状はいかがですか?

【市川】 やはり東日本大震災の影響で、東北エリアの新築工事がほとんどなくなってしまいました。中小の物件はあるものの、大型のショッピングモールであるとか、仙台市をはじめ、各県の県庁所在地の大型物件がほとんどストップしてしまったので、当社だけでなく、先ほどお話しした火報メーカー、消装メーカーに関しては大きな工事は極端に減ったことは事実です。それが、今年ぐらいから徐々に盛り返してくるという見方もあります。

--新型コロナウイルスの影響は?

【市川】 当社は3月決算なのですが、3月までの売上にはほとんど影響はありませんでした。工事物件も、ゴールデンウィークのころから大手ゼネコンさんの現場が何件かストップした程度で、ほかの現場もそれほど影響はなかった。ただし、4月、5月にモノが売れないというのは、いままでないぐらいの影響がありました。具体的には消火器の売上げ、販売協力店さんの自動火災報知器案件の部材などの物の売り買いがほとんどなくなって、例年の半分まで落ち込みました。

--新型コロナの感染拡大の対策は?

【市川】 東北支店では、早々にマスクは確保して、手指の消毒用のアルコールスプレーも運良く在庫があったので、それを活用しました。それから、会社の指示もありましたが、可能な人はテレワークあるいは在宅勤務をしてほしいと。現実問題として在宅勤務ができない部署もあるのですが、お客様も「訪問してくれるな」、現場も「来てくれるな」と重なったため、会社の方針で仮にフルタイムでなくても在宅勤務扱いにすることになりました。事務所もあまり密にならないように人数もコントロールできましたし、こまめな換気などやれることは出来たと思います。お陰様で、支店はもちろん全社的に感染者は出ませんでした。

--御社の経営方針は?

【市川】 社是の通りですが、社会のニーズを先取りしたものづくりをすること、顧客満足のために防災プロ集団であり続けること、そして最後にコンプライアンス、ルール遵守を掲げています。当社は一時株式上場を廃止して、タイコという外資会社に買われたことがあったのですが、そのころからコンプライアンスはうるさくなりましたね。いまでこそどの会社もコンプライアンスに取り組んでいると思いますが、その当時から分業でコンプライアンス担当の社員がいて、仕事もなあなあではなく非常に厳しかったですね。

 更なる業界のスキルアップと品質向上を目指す

--東北支店のスタッフは?

【市川】 いま26名プラス福島営業所を入れて30名です。構成は、商品担当が6名、メンテナンス担当が5名、工事担当が11名、事務方が私を含めて4人、福島は4人です。その他に2名、車両営業担当が本社管轄で支店に駐在しています。

--開設はいつ?

【市川】 60年前です。仙台事業所を設立してから60年ということで、去年仙台商工会議所さんから楯を頂きました。元々は消火器の製造販売メーカーとしてスタートしたので、消火設備や火災報知設備などはあまりなかったようです。

--NKグループとの関係はいつから?

【市川】 実は、私は平成7年に甲種一類の消防設備士を取得したのですが、その年に初めて自分の資格で使ったのが内藤工業所さんの仕事だった記憶があるんです。おそらくそれが最初か、それに近いと思います。ただ、郡山地区は営業的にあまり訪問していなかったので、直接ということは少なかったと思いますが、たまに同じ現場に行ったりした記憶があります。

--NKグループについてはどんな印象を持っていらっしゃいますか?

【市川】 私がイメージしていた内藤工業所さんというのは、元々の空調工事業、衛生設備工事業でしたが、2015年以降のイベント、親睦会の案内を見ると、いままでのサブコンさんにはないスタイルを取り入れられて、とても画期的だなと。華やかで若い方も目を奪われそうな感じで、PRがすごく上手いなと受け取りました。

--ありがとうございます。NKマイスター会についてはいかがですか?

【市川】 NKマイスター会については、正直あまり気にしていなかったのですが、今後は積極的に参加させて頂きたいと思っています。マイスターということではなく、NKさんのチームの一員として仕事を回していければ、当社のプラスにもなると考えています。

--いま御社で力を入れている分野は?

【市川】 消火設備に関しては、東北6県の中でも安定した施工力を維持していきたいと思います。他社に負けないような社員教育をやっていくつもりです。今後、消火はもちろんですが、火災報知設備にもっと注力していこうというのが、会社挙げての方針です。

--ここで、所長のプロフィールを。

【市川】 私は青森生まれで、弘前の高校を卒業して、仙台の専門学校に進みました。この会社には平成元年に入社して、途中、名古屋と東京に2年ずつ勤務した以外は、ずっと仙台です。
支店職は平成27年に東京支店長になって、3年前に仙台に戻ってきました。

--最後に、今後の抱負は?

【市川】 真面目に消火設備を設置していって、業界のスキルアップ、品質向上をもっと図っていきたいという気持ちがあります。その実現のためには、社員の採用と人材育成は非常にシビアな問題だと実感しています。それから、火災報知設備についてはまだまだ知識不足の部分があるので、自らもスキルアップをしていきたいと思います。当面は他社に負けないように頑張っていきたいと思います。

--本日はお忙しいところ、ありがとうございました。

■企業データ
日本ドライケミカル株式会社
【本社】東京都北区田端6-1-1 田端ASUKAタワー18階
【設立】1955年(昭和30年)4月23日
【事業内容】各種消火設備、各種自動火災報知設備、各種消火器、各種消火薬剤、
      各種船舶用消防設備、各種消防自動車/特殊車輌、その他
      上記の設計・製造・販売・施工・保守
【資本金】7億円
【売上高】398億4600万円(2020年3月期)
【従業員数】連結830名(平成31年3月末現在)
【事業所】関東支店・大阪支店・名古屋支店・九州支店・東北支店・札幌支店・北陸支店
     千葉工場・福島工場
     福島営業所・東関東営業所・新潟営業所・静岡営業所・四日市営業所
     広島営業所・四国営業所・沖縄営業所
【関連会社】北海道ドライケミカル株式会社、日本ドライメンテナンス株式会社
      株式会社総合防災、広伸プラント工業株式会社
      NDC Korea株式会社、株式会社街かど防災ラボ