NKマイスター会

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NKマイスターグループからのお知らせです。

工藤強太郎幹事(有限会社工藤ダクト製作所代表取締役社長・北ブロック)インタビュー/地域を軸に、ダクトの技術をつなぐ

2017.11.14
--御社は、内藤工業所との付き合いはどれぐらいになりますか?

工藤 もう20年以上になると思いますね。私が社長になったのは4年前で、その前は私の父親(現会長)が創業からずっと社長を務めていました。

--そうすると、内藤会長が社長を務めている時ですね。業界も、先代社長のころとはだいぶ様変わりしていると思います。昔は、元請と下請けはいわば親分・子分の関係で、親分が子分の面倒を見るという感じでしたが、いまは電子入札で金額だけで決まってしまい、そういう部分がなくなってきましたね。

工藤 いまは元請さん自体が叩き合いをしている状況ですから。(苦笑)青森県や青森市の入札は、設備屋さん自体がもう低入札になる工事もあります。

――御社の場合、やはり仕事は青森が中心ですか?

工藤 ほとんど県内ですね。単発で2週間などの応援で、県外にも要請があって余力があれば行きます。2~3年前には、会津オリンパスの現場に行きましたね。

--同業の会社はありますか?

工藤 県内のダクト屋の工業会(青森県ダクト工業会)には9社入っています。

--仕事の状況はいかがですが?

工藤 県内では八戸、弘前、青森が中心になりますが、例えば公共工事では、八戸ではスケート場を造っていて、青森でも陸上競技場を造っています。また、弘前では大学や工場関係もありますから、まんべんなく仕事が発生している状況だと思います。

--私は小林眞八戸市長と親しいのですが、いま国内にはオリンピックで活躍できる選手を育てられるスケート場が意外にないため、八戸では第2、第3の羽生を育てようとスケート場を造っていて、それを核に町おこしをする考えのようです。

工藤 八戸は以前からスケートが盛んな地域なのです。青森はそうでもないと思うのですが…。(笑)

--いまは何をやるにしても、職人不足が深刻ですね。みなさんの仕事では職人不足は?

工藤 当社の場合は、職長がだいたい60代に入ってくるので、その人たちが第一線を退く前に、いまの20代、30代がその技術を引き継いで、第一線で活躍している間に、若い人が入ってくればいいんですけど。

--いまは20代、30代の社員はどれぐらい?

工藤 20代が2人、30代が2人、40代が1人、50代3人です。

--20代がいらっしゃるのは珍しいですね。

工藤 そうですね。1人は面接で採用したのですが、もう1人は家族の知り合いで、タイミングよく採用できました。

--いまは、就職でも地域から出ていきたくない、生まれたところから通いたいという人が増ええているようです。昔は、東京に出て行く人がかなり多かったと思いますが…。

工藤 ただ、東京や仙台に行く人は多いのではないでしょうか? とにかく青森から出たいのかどうか分かりませんが、南が魅力的に感じるのだと思います。

--実際、大都市に住んでみると、考えていたよりも生活が大変だというケースもあります。

工藤 旅行で行くのと、住むのは違いますから。

--かつての集団就職や出稼ぎの時代は、その中心は東北の人たちでしたね。

工藤 当社の会長も、集団就職で東京のダクト屋に勤めて、30代の時に地元に戻って、いまの会社をつくりました。最初は細々とやっていたのですが、平成元年に法人化しました。

--かなり苦労されたんでしょうね?

工藤 そうだと思います。

--5年後、10年後など今後の見通しは?

工藤 基本は青森でやっているので、これまでの流れで会社を回していければいいと思っています。あとは内藤さんにぜひ頑張って頂いて…。(笑)

--NKグループでは、「総合設備会社」を目指すという方針の下、いまは郡山と福島を固めながら、仙台と山形では地場ゼネコンを開拓しているところです。

工藤 それをぜひ北に持ってきていただくことを期待しています。(笑)

--(笑)ダクトの仕事も、すぐにではないにしても、今後は新築よりもメンテナンスにウエートが置かれると思っているのですが、ダクトの耐用年数はどれぐらいですか?

工藤 事務所の換気ダクトはそれなりに持つと思うのですが、厨房関係の排気ダクトなどの場合は、油が中に溜まってしまいます。ただ、たまに小さなレストランで改修工事をする時に、ファンを交換するといくら、ダクトを改修するといくらになるという見積もりを出すと、経営者の方はコストダウンを考えるので、ダクトをいじるのはやめようかとか、壊れたら対応しようという話になることが多いですね。それから、外のダクトは、普通はガルバを使ったり、錆びないようなステンレスの板厚を使うのですが、鉄板でいいよと。

--なるべくお金をかけないように、というわけですね?

工藤 そうです。とにかく、見積もりを持っていっても、いまは「これがいくらになるの?」という状況ですね。ただ、そういう人たちが金をかけられるようになれば、経済ももっと良くなると思います。

--原発関係の仕事はいかがですか?

工藤 原発そのものは特殊な人たちの仕事なので、ないですね。ただ、原発の施設の一般の建物の仕事はやったことはあります。

--青森は、東通原発の2号機が震災の影響で建設工事が中断していまいました。もし、あれが計画通り進んでいたら、青森県内の活性化にも相当プラスになったと思います。

工藤 六ヶ所村の原子燃料サイクル施設でも、結構活性化していると思います。いまも、六ヶ所村には原燃自体の工事が結構あります。建設作業員はほとんど県外から来るので、六ヶ所村はもちろん、三沢とか八戸のホテルも予約が取れない状況ですね。

--NKマイスター会では幹事を務めて頂いていますが、活動の感想はいかがですか?

工藤 私は会員の中では若い方なので、最初に「役員をやってください」といわれた時は、正直「私がやっていいのかな?」と思いました。でも、せっかく声をかけて頂いたからには…とお受けしたのです。私自身、協力会に入ってどうのこうするという経験がなかったので、まず役員の仕事に慣れていく中で、自分の思ったことを反映していければと思っています。

--南ブロックと比べると、北ブロックはエリアが広いので、仙台で会議などを開くにしてもなかなか大変だと思います。北ブロック長でもある佐久間副会長も、時間が経過する中で、それぞれの地域に会長や副会長が出向いて会合を持って、そこで出た意見を全体に反映させる形も考えなければいけないとおっしゃっていました。

工藤 福島には内藤工業所とエヌケー製作所の本社があって、岩手にはエヌケー紫波、宮城には内藤工業所の仙台支店、山形にも山形営業所があって、この4県は会員同士の交流が活発に行われています。ただ、秋田と青森には拠点がありません。たから、ボウリング大会などを開催するといっても、参加する会員が少なく、どうしたらいいのか悩んでいます。

--これから、NKマイスター会がよりよい組織になっていくためにも、工藤社長のような若い方に、いろんな会議で意見をどんどん出して頂きたいと思っています。

工藤 分かりました。(笑)こちらこそよろしくお願いします。

--今日はお忙しいところ、ありがとうございました。